リファレンスチェックってどんな質問をして何が分かるの?

こんにちは、KCC(企業調査センター)です。
KCCでは企業のトラブルを未然に防ぐバックグラウンド調査からトラブル発生後の原因調査まで、企業の成長をサポートするために幅広いサービスを提供しています。 これまでリファレンスチェックでできることやリファレンスチェックを行うタイミングなどを紹介してきました。
【リファレンスチェックだけで転職応募者の全てが調査できるの?】
【リファレンスチェックは内定前と後どっちに行うべき?】

そこで今回は、更にリファレンスチェックについてよく知ってもらうため、リファレンスチェックではどんな質問をするのか、実際どう進めていくのかなどより深いところまでご紹介していきたいと思います。
リファレンスチェックを依頼しようか検討している企業様はぜひご参考にしてください。

リファレンスチェックはどんな質問をするのか。またそれによって何が分かるのか?

大きく分けるとこの3つの項目に当たる質問をしていきます。
・申告内容の相違の有無
・ポジティブ要素の質問
・ネガティブ要素の質問

これだけでは分かりづらいと思いますので、1つずつ説明していきたいと思います。

申告内容の相違の有無

まずは面接時の応募者が申告した内容に相違がないかの質問をします。
例えば在籍期間の確認の際には「御社に入社したのが2014 年4月とのご申告ですが、在籍期間にお間違いはないですか?」といった具合に質問を行います。

申告内容の相違を確認する際にする質問は主に以下の内容が多いです。
・在籍期間
・職務内容
・役職
・勤務状況

ポジティブ要素の質問

次にポジティブ要素の質問を行なっていきます。
ポジティブ要素の質問とは、応募者の長所や働いている中で応募者の強みがわかるエピソードの聞き取りなどです。

例えば、「候補者の仕事のスキルは高いと思いますか?そう思われる理由とそれを裏付けるエピソードがあれば教えてください」などと行った質問を行います。

質問の仕方も単純に「仕事ができたか?」という「はい」か「いいえ」で答える質問の仕方ではなく、「仕事ができるなと思ったエピソードを教えてください」など具体的にどういった点でそう思ったのかがわかる質問を心がけています。

ネガティブ要素の質問

ネガティブ要素の質問の際には、応募者の弱い部分について質問を行います。
例えば、
「仕事をする上で、候補者が苦手そうにしていた業務内容やそういうタイプの人はいましたか?」
「在職中に何かトラブルを起こして問題になったことなどはありましたか?」
など以前に問題を起こしていないか、苦手なことがなかったかなどについての質問です。

ネガティブ要素の質問は、応募者が入社後にトラブルを起こさないかなど重要なポイントになるので、問題が合ったと答えが返ってくる場合は詳しく内容を調査し報告しています。

どのように進めていくのか



まずリファレンスチェックを行う前に、どんな質問をしていくのか弊社で提案書を提出させていただき、企業様には提案書に記載してある質問事項で問題ないか確認していただきます。

質問事項の内容は、まずSNSのチェックを行い応募者がどういった考えの傾向があるかなどを加味し作成します。 また企業様からも、前回の面接時に応募者の受け答え内容で確認しておきたいポイントや気になった点がありましたら、そちらも質問に追加することが可能です。

質問を行なっていく際も、対応してくれる方によっては「在籍期間」から「職務内容」「勤務態度」などの流れで淡々と答えてくれる人もいればそうでない人もいるのが現状です。
そのため具体的なエピソードを聞けるような質問を作成しています。
例えば、「どういう人でした?」と聞くと「〇〇な人ですかね」というようなふわっとした答えしか得られません。 ですが「〇〇な人であってましたか?」というと「そうそう!〇〇なところがあって〜」というようにより詳しく回答していただけます。
作成した質問事項に問題が無いことを確認していただきましたら、実際にリファレンスチェックを行い結果をご報告する流れになっています。
リファレンスチェックの結果は、報告書を提出させていただくのと共に、その後の面接時に応募者に確認した方が良いポイントなどもご一緒に提示させていただいております。(調査内容をもとに相違があった点など)

リファレンスチェック専門スタッフさんの紹介!

先ほどもお話しましたが、リファレンスチェックを行う場合重要なのが質問の仕方や深掘りしていくヒアリング力が大切になります。
そこで今回は、弊社内でリファレンスチェック専門のスタッフに注意点や意識している点を聞き取りました。
ポイントは主に2つ。
・詳しい話を聞けるよう深掘りしていくこと
・本当のことを言っているか見抜く力

単に質問事項を淡々とこなすのではなく、応募者が本当に申告通りの人物であったかを見抜くため詳しい話を聞くことが重要です。

またリファレンスチェック先の上司や同僚が本当のことを言っているか見抜く力も必要です。応募者と口裏を合わせて嘘の申告をされてしまうことや適当に受け答えされないよう聞き取りを行いながら必要であれば質問事項に記載していなかったことも聞き取り確認することもあります。
特に綺麗すぎるエピソードばかりの場合は疑いを持ちながらおかしな点が無いか調査を行うことが多いです。
このように弊社では、正しい調査結果をご報告できるようスタッフのレベルも高く、しっかりとした調査を行なっております。
リファレンスチェックは問題を抱えている応募者を見つけるのに最適な手段であり、採用後にトラブルを起こされないためにも予防策として非常におすすめです。
リファレンスチェックの導入をご検討の企業様はぜひ弊社へお気軽にお問い合わせください。