【調査事例】SNS投稿の「炎上」はなぜ起きてしまうのか?(医療業界編)

皆様こんにちは!
企業調査センターです。

SNSでの投稿内容を採用前にチェックすることが定着しつつありますが、医療業界も例外ではありません。
SNSでの発信は病院にとって良い評判や患者さんに向き合う姿勢など、プラスの面をもたらす事が多々あります。しかし、稀に在職中のスタッフや退職したスタッフが病院や患者様の情報を書き込んでしまう事例も多く確認できており、あっという間に在りもしない噂は風評となってSNSで拡散され、瞬く間に収拾がつかなくなり「SNSの炎上」が発生してしまうことは少なくありません。
こういった「炎上」につながるSNSの投稿は、採用候補者がSNSのリテラシーを採用前に持ち合わせているか確認できていれば招かれなかったケースの一例です。
SNSのチェックをご自身で行うものの、仮に見つけたとしても本アカウントの確認で終わってしまい、本音が語られている「裏アカウント」まで特定することは難しく、採用候補者の本来兼ね備えている「性格・人間性」を知るよしはありません。

【SNSで投稿される例】
・いわれのない悪評(院長様の悪口やセクハラ疑惑など)
・「医療ミス連発」や「水増し請求してる」など職場への不満から事実に反する内容を投稿(経営に深刻な打撃)
・職員や患者様の特定に繋がるような投稿(個人情報漏洩)

これらは採用候補者の「裏アカウント」をチェックすることで、事前に予防することが出来ます。採用候補者の’本性’を「’見える化’」するのが、「裏アカウント特定サービス(Sトク)」です。

※「裏アカウント特定サービス(Sトク)」

元職員がSNS利用して悪評を投稿した事例

医療法人様の元従業員が「病院の評判」や「治療方法に問題がある」といった根拠のない事実をSNSで投稿しており、病院の評価が下がってしまい困っているという相談が寄せられることは少なくありません。 こういった投稿を行っている人物の特定も難しいですし、悪意のある書き込みの削除は、弁護士に依頼し法的な見地を踏まえ削除しなければならず精神的な苦痛と共に莫大なコストがかかります。

医師や同僚に対しての不満を愚痴として投稿

過酷な労働環境や個々のスタッフに対する不満から、SNSを利用して暴言を吐いたり、チームワークが乱れたりすると、職場環境に悪影響を及ぼすものです。
◆例えば、
・医療現場では許されないケアレスミスが続く
・職員に対する愚痴やストレスを発散目的で特定の職員を名指しで攻撃
・個人情報の漏洩に繋がる内容の投稿など
このような投稿は一般的に仲間内でのやり取りとなっているため、SNSで投稿している本人は時間の経過とともに、リテラシー違反しているという自覚がなくなってしまっている危険なケースです。

そもそも本人にSNSの影響力やリテラシー意識が全くない

様々な事例を挙げましたが、こういった投稿をしたら病院にとってマイナスになるかもしれないという考えが皆無の方がいます。SNSリテラシーの低い方やコロナ禍によってSNSを始めたばかりの方など、言っていいことと悪いことの区別がつかなくなっているケースがあります。誰に見られるかわからない、こういった発言をしたら社会的にどのような影響があり、取り返しのつかない事態を招くかそもそもわかっていない方もコロナ禍になった昨年より急増しています。

幾つかの事例を挙げさせて頂きましたが、こういったSNSの利用方法をされている方々が急増している以上、事前に「本アカウント」と「裏アカウント」を特定し投稿内容から本来の性格や人間性、投稿癖など見るべきなのです。
採用候補者のSNSを事前に「’見える化’」することで、病院の内情やセンシティブな情報を不用意に発信し「炎上」してしまう事態を未然に防ぐことが可能です。
SNSの炎上が及ぼす最大瞬間風速は以前から強大でしたが、コロナ禍となり更にその最大風速は増し、病院側が再起不能となる恐れすらあるのが、通称「SNS炎上クラスター」です。更に、「SNS炎上クラスター」は病院に多大なダメージを与えるだけでなく、「デジタルタトゥー」となり爪痕を長期にわたり残してしまいます。

残念ながら、現状ではこういった事象を未然に防ぐという対策しかないといっても過言ではありませんので、採用前のSNSチェック(本アカウント及び裏アカウント)は今の時代、面接以上に必須の手段と言えるでしょう。