中途採用者のリファレンスチェックを自社で行う時に1番大切な目線

こんにちは、企業調査センターです。
企業の採用活動を進めていくうち、こんな不安をお持ちではないでしょうか。

「面接ではわからない前職での評判、働き方を聞きたい」
「リファレンスチェック、バックグラウンドチェックは聞いたことあるけど、どうやればいいかわからない」
「社内で行ってはいるが、有効性に疑問を感じている」

今回はリファレンスチェックを自社で行う際の問題点と、自社でリファレンスチェックを行う上で最も大事な目線をご紹介していきます。

リファレンスチェックとは?そもそもの役割と意義について



リファレンスチェックとは、中途採用を行う際の一つの工程を指します。
応募者の前職での能力、評価、信頼性などを測ることを目的とし、応募者の同意を経た上で、上司、同僚、部下、または取引先など応募者を詳しく知っている人々にインタビューを行います。
リファレンスチェックを行うことは、面接や応募書類以外の判断材料を手に入れることに有用性があります。海外や外資系の企業はもとより、国内企業では新しいプロジェクトチームの設立時や、社員の能力をレベルアップさせる、いわゆるペースメーカーとなる人材を採用したい企業にとって、自社には無い視点で冷静に分析できる点が、今や「面接のスタンダート」になっています。

リファレンスチェックを自社でやる際の注意点



自社でリファレンスチェックをする場合は、応募者の前職の方に連絡を取り、インタビューを行う方法が採用されておりますが……2点、注意点をご紹介します。

(1)前職の知り合い同士で事前に準備している可能性がある

応募者から推薦された人々にインタビューを行う場合、上司や同僚の間で本人のネガティブな情報を引き渡さないために口裏合わせを行っている可能性があります。
その場合、応募者のエピソードを引き出す質問を投げかけても、聞きたかった答えが得られません。そればかりか、嘘の情報を伝え聞く可能性もあるため、質問を十分に練る必要があります。

(2)核心に迫った質問がしづらい

応募者の隠れた性格や仕事ぶりを引き出すための質問に踏み込むことができないケースも存在します。
たとえば、「問題を起こしたことがあるか」「会社で揉めたことはあるか」「私生活の金遣いは荒かったか」などなど……応募者のネガティブな側面を率直に聞くことに抵抗を感じられる方は少なくありません。
リファレンスチェックは20分ほどの電話インタビューが一般的です。
時間の短さも相まって、うまく質問しないことには本当に確認したいことを聞けないまま終わってしまうことが問題でしょう。

上記を念頭に入れた上、自社内の業務にあわせて、聞きたい項目を絞ることこそがリファレンスチェック成功の鍵と言えます。

なぜ、弊社にご依頼される方が多い?


弊社に頼まれるお客様の中には「採用に失敗した」経験を持つ方が多くいらっしゃいます。一度採用で苦い経験をしているが故に慎重にならざるを得ない、と言い換えることもできるでしょう。 また、「以前は自社でリファレンスチェックをしていたが、効果が感じられないからやめてしまう」企業様も多くいます。

いずれにせよ、面接時点で人を疑いたくはありません。
が、万が一会社に合わない人材を採用してしまうと、既存の社員や業務にまで支障が出てしまいます。その一方で、応募者を客観的に見る姿勢を持たなければリファレンスチェックは行ったところで意味をなしません。
うまくチェックができない、自信がないのであれば……専門の会社に頼むのが一番です。

たとえば弊社は特定の人物のSNSの裏アカウントを特定する「Sトク」サービスも展開しております。
表向きに公開されたSNSアカウントではなく、独自のノウハウを駆使し裏アカウントの特定、投稿内容から分析した性格や過去をお調べします。

リファレンスチェックにおいては、質問項目や質問技術によって、推薦者から本当に必要な情報を引き出します。面接上の受け答えなどの表の情報だけではなく、本人の本音まで分析することに実績と感謝の声をいただいております。

リファレンスチェックへの誤解と、第三者の目を介在させるメリット



リファレンスチェックやバックグラウンドチェックを行う目的は、応募者の「粗探し」ではありません。
第三者の目を介在させることに意義があるのです。

多くの企業では役員面接や最終面接など、ほぼ採用の見込みが高い段階でリファレンスチェックが行われるケースが多いです。すると、自社でリファレンスチェックを行う際には、どうしても採用担当者の主観が入ってきてしまいます。

最終段階で、人事からの推薦であれば、なおさらネガティブな情報を過小評価しがちです。
また、良い情報に偏って探してしまったり、想定内の回答を聞いて安心してしまったり、正確な情報集めと判断がしづらくなってしまうのです。第三者が情報を収集、整理することによって、冷静な目線での正しい情報集めが可能となります。

第三者が介在するメリットは他にもあります。
近年では、大企業や外資系企業だけでなく、中小企業にもリファレンスチェックが広まってきました。中途採用で「落とす」ための判断材料として使うのではなく、入社後の活躍度具合や配属に活かすために行われるのです。
特に中小企業では即戦力を求める傾向が強く、入社後に期待通りの活躍ができるかどうかに重きが置かれます。
事前のリファレンスチェックで応募者の性格や働き方などを確認する際には、第三者によるフェアな目線からの情報が有効です。

リファレンスチェックの依頼タイミングは?

弊社でお勧めするタイミングは、最終面接を行う直前か、直後です。

最終面接の直前の依頼であれば、最終面接時に組み込んだ方が良い質問項目に関してアドバイスすることもできます。直後であれば、応募者の気になった箇所、聞き足りない部分を明確にできますし、実際のところ面接でのお話は合っていたのかという最終チェックができます。

弊社では業界問わず様々なお客様にご利用いただいており、急なご相談であっても最短3営業日以内に対応が可能です。

今や中小企業から大企業まで、リファレンスチェックは面接の常識となりつつあります。

企業のためにも、入社後、応募者のパフォーマンスを最大限引き出すためにも、ぜひお気軽に弊社をご活用していただければと思います。