複数のアカウントを使い分け。その先に隠された懸念内容とは?



皆様こんにちは! 企業調査センターです。 中途採用の「採用前調査」によって判明した事例をお伝えします!

複数アカウントの使い分けから判明したこととは

企業D社様から、営業部へ採用予定の候補者Eさんについて調査依頼をいただきました。

SNS調査を勧めていくと複数のアカウントを所持していることが判りました。 アカウント自体は会社用・プライベート用・趣味用と当たり障りの無いもので、この時点では懸念と呼べるものは一切ありませんでした。

ですが趣味用アカウントの投稿を追っていくと、特定のアカウントをしきりに応援する投稿が見受けられました。 そのアカウントはいわゆる転売アカウントで「転売のやり方教えます!!」「確実に儲かる転売」のように転売行為を推奨する投稿や実際に転売の為に商品の仕入れを行う様子が投稿されていました。

さらに投稿内容を調査していくと、このアカウントをEさん本人が運用していることが判明しました。 決め手になったのが商品の仕入れに行く際、マスクをして顔の一部を隠していますが、目元や髪型・服装がプライベートアカウントで投稿している画像と一致しており、本人が連絡先として指定しているメールアドレスも履歴書に記載されているものと全く同じものでした。

D社様へは直ぐに報告を行い、D社様は人事部と相談して入社させるか判断するとの事でした。

※ご本人様特定防止のため内容は一部変更しております。

転売行為が炎上に繋がるケースも

某雑誌の編集者が転売行為を養護し、炎上した事件もごく最近の出来事です。 SNSは誰が見ているか分からないものです。発言内容や過去の行き過ぎた行動で会社まで炎上してしまう事もあります。 入社前に候補者がどのような発言をしているか、将来的なリスク回避のために確認することは、いまや必須事項になってきています。