- 「そんな子には見えなかった」
- 「まじめに働いていたから疑わなかった」
- 採用ミスでトラブルが起きた時、多くの人事がそう語ります。でも、その見立ては“主観”です。
- いま、採用で本当に必要なのは「信頼すること」ではなく、“調べたうえで信じること”。
- つまりバックグラウンドチェックこそが採用の前提なのです。
事例:3つの見落としで失った信用とコスト
- 衣類メーカーで起きた実例をご紹介します。中途入社して3年目の女性社員・Bさん。
- 製造部門で働きながら、裏では会社の資材を自宅に持ち帰り、ハンドメイド商品を製作・販売していたことが発覚しました。SNS裏アカにはこう記されています:
- 「あまった布、ちょっともらっちゃった。これでママ用のワンピ作った♪」
- 投稿された写真の布は、会社で“行方不明になっていた高級生地”と完全一致。まぎれもない無断持ち出し=横領です。
さらに発覚した「経歴詐称」と「軽犯罪歴」
- 当社によるバックグラウンド調査で、さらなる事実が明らかになります。
- ・職歴詐称:履歴書上は有名アパレルで5年勤務と記載→実際は単発派遣のみ
- ・前歴アリ:数年前、量販店での窃盗で書類送検歴あり
- どれも、採用時に調査をしていれば明らかにできた事実でした。
履歴書の“表”だけを信じたリスク
- この3点──
- ・資材の横流し(SNS調査で判明)
- ・経歴の虚偽(職歴照会で判明)
- ・犯歴の見落とし(メディア・記録調査で判明)
- それぞれが企業にもたらした損害は、金額ではなく「信頼」です。
- 現場の緊張感は乱れ、SNS炎上リスクも社名を巻き込む寸前。信用回復のための調整には、半年以上のコストがかかりました。
“まさか”を防げるのが、バックグラウンド調査の力
- このようなトラブルを未然に防ぐには、採用段階で以下のような調査を行うべきです。
- ・SNS裏アカ、炎上履歴
- ・学歴、職歴の照会
- ・犯罪歴・報道調査
- ・副業や情報漏洩リスクの有無
- ・反社チェック(必要に応じて)
- 全ての問題は「知らなかった」ことが原因でした。
だからこそ、いま“調べること”が企業の義務になる
- 昔は「疑ってかかるのは失礼」という空気がありました。でもいまは違います。
- ・採用は経営判断であり、リスク管理でもある
- ・採用するだけで企業名が紐づく時代
- ・トラブルは炎上し、SNSが企業を追い詰める
- この時代に、「信じていただけ」「書類で十分」と言うのは、あまりにも甘すぎる。
まとめ:バックグラウンド調査は“信頼の前提”
- 企業は、履歴書だけでは人を選べない時代に入っています。目の前の人物が“どんな人間か”を見極めるには、調査という“客観の武器”を持つしかありません。
- 信じるために、調べる。
- 守るために、確かめる。
- バックグラウンドチェックは、“時代が企業に課した最低限の自衛策”です。
候補者との社風や同僚との相性を診断するサービス
『知っトク』
採用時に社風や同僚と相性を見誤ると早期に辞めてしまう・・・。
採用者と会社のミスマッチを少なくできれば、早期離職を防げると思いませんか?
Jobポテンシャル診断「知っトク」は、20問の心理テストで31パターンの性格タイプを診断。
性格タイプ別の質問で、社風や同僚との相性を「知る」ためのサービスです。
