- 「まさか、あの子が…?」
- 調査報告をお届けした際、担当者様がつぶやいたこの一言が、今も忘れられません。
- 今回ご紹介するのは、裏アカウントでの何気ない投稿が、企業リスクに直結していたという、SNS調査の実例です。依頼をくださったのは、若手人材の採用に力を入れているマーケティング系スタートアップ企業様。新卒入社した社員について、社外からの匿名通報を受け、調査をご依頼いただきました。
「SNSはやってません」その言葉、信じますか?
- 調査対象となったのは、入社3ヶ月目の若手男性社員。
- 実名アカウントでの投稿はなく、採用時も「SNSはあまり使っていません」と回答。
- ですが、調査で浮かび上がったのは裏アカウントで繰り返される“社内事情の発信”でした。X(旧Twitter)にて確認されたアカウントでは、職場への不満、プロジェクトの進捗、会議でのやりとりなどが“匂わせ”の形で日々発信されており、特定の社名こそ出していないものの、部署名や業界特有のキーワードから所属先の特定は十分に可能な内容でした。
- さらに問題だったのは、社内チャットや資料のスクリーンショット投稿。一部は加工されていたものの、画像処理により上司名・顧客情報の断片が確認できる状態だったのです。
本人に悪気はなかった。でも…
- 本人に“悪意”はなかったと見られます。投稿はあくまでストレス発散、仲間内だけの“共感”を得るためのもので、意図的な暴露や機密流出を目的としたものではありませんでした。
- でも、それが一番怖いのです。
- 「知らず知らずのうちに」漏れていく。
- 「まさか自分が情報漏洩を起こしているなんて思っていない」。
- この感覚のズレが、企業にとってのリスクになる。
- “たかがSNS”と思われがちなこの時代だからこそ、「見えていない部分」を調べる力が、企業の未来を守ります。
履歴書も、面接も、AIで“整ってしまう”時代に
- 今、採用の現場は大きく変わりつつあります。履歴書も職務経歴書も、生成AIで簡単に美しく作成できる時代。面接でも、ChatGPTで想定質問と模範回答を暗記してくる応募者も珍しくありません。もちろん、努力の一環としてそれを否定するものではありません。
- ただし“人間性”だけは、AIでは見抜けない。
- ・その人は、匿名の場で何を言っているのか?
- ・どんな発言を「正しい」と感じているのか?
- ・企業情報を、どう扱う価値観を持っているのか?
- こうした部分は、履歴書や面接では見えません。
- だからこそ、採用前のSNS調査、入社後のバックグラウンドチェックが“今の時代に求められるリスクマネジメント”なのです。
私たちにできること SNSの“裏側”まで調べるプロの目
- 私たち調査企業センターでは、採用前・在籍中問わず、SNSや人間性にまつわる調査を数多く行ってきました。
- • 裏アカウントや匿名掲示板の調査
- • ネットリテラシー確認
- • 情報漏洩リスクの有無
- • 炎上歴、副業・反社傾向の把握
- 実名アカウントだけで「問題なし」と判断するのではなく、**“見えないところにこそ、企業を揺るがすリスクは潜んでいる”**という前提で丁寧に調査・ご報告を行っています。
「うちは大丈夫」こそ、いちばん危ない
- 今回の事例も、SNS調査をしていなければ見落としていた内容でした。
- 「まさか、うちの社員が」
- 「信じていたのに」
- そうならないために。
- “信じたい”からこそ、“確認する”という選択を。
- 気になること、不安に感じる点があれば、どうぞお気軽にご相談ください。
- 企業を守るための一歩は、「人を見る力」を外注することから始まります。
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