Reference Check
リファレンスチェックとは企業が中途採用を行う際に、応募者の前職での能力・評価・信頼性などを第三者に問い合わせることを言います。応募者の同意を得たうえで、応募者をよく知る前職の上司・同僚・部下あるいは取引先などから情報を収集します。
「リファレンスチェックって意味があるの?」と疑問に思う採用担当者様もいらっしゃるかもしれません。確かにリファレンスチェックではあらかじめ了承を得た元上司や元同僚に準備された質問を行うというのが一般的な方法なので、引き出される情報も想定内に終わってしまう可能性もあります。しかしKCCのリファレンスチェックは人の本音を引き出すことにかけてはプロの調査員が質問を行うので、用意された回答や表面的な受け答えでは通用しないようになっています。巧みな質問技術で言うつもりのなかったことまで引き出され、応募者の真の姿を知ることができます。 調査員はお話を伺う推薦者と初対面になるわけですが、まずは双方の信頼関係の構築に努めます。推薦者の発言が絶対に漏洩しないこと、事実を伝えることが本人のためになることなどを伝え、ネガティブ要素などもお話いただけるような安心安全な場づくりを心がけます。
KCCのリファレンスチェックは日数を要しません。ご依頼が確定した日から中二日以内で調査を完了することができます。そして調査スピードと調査精度は比例しません。私たちは20年の間に培われた調査能力において、限られた時間の中で相手(=推薦者)の心を開き、効率よく情報を引き出すことができます。 調査精度を上げるために私たちは事前調査にも力を入れています。リファレンスチェックにかける時間は質問者一人当たり20~30分ですが、その限られた時間内で最大限に情報を引き出すためには的確な質問を用意しておかなくてはなりません。事前調査では応募者のネット情報(SNSの投稿など)から行動や発言を集め、リスクに繋がるような要素を発見した場合にはその確認も含めた核心を突いた質問ができるように準備しておきます。 早くて確実な調査レポートは企業の採用活動において大きな手助けになることでしょう。
リファレンスチェック終了後には調査レポートを作成します。KCCの調査レポートは得られた情報をただ無味乾燥に列挙するのではなく、そこにプロとしての見解を盛り込み調査で得られた感覚的な部分も含めて言語化してお伝えするようにしています。具体的な内容としては「総評」「懸念事項」「判定」の他に面接対策としての質問例、入社後の対策としてマネジメントに生かせる応募者の性格や傾向までも記載しています。 面接対策としては調査レポートの内容の中に「最終面接で応募者に確認すべき質問」「聞き方のポイント」など、お客様が最終判断を下す際に参考になる要素を増やすお手伝いをします。入社後の対策としては、性格や傾向を踏まえてマネジメント方法について、本人との接し方や能力の伸ばし方などを具体的に助言しています。 採用するか否かを決定するのはあくまで企業様になりますが、私たちは感覚を研ぎ澄ましてどんな些細な情報でも全てお伝えするようにしています。
一件あたり | 1名様につき41,800円(ご依頼時5枚チケットご購入より) |
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前職では営業社員として優秀な成績を収めていた応募者のリファレンスチェックで、元同僚からは「販売手口に問題があった」との証言を引き出すことができました。お客様との関係の取り方が公私混同で、社内での情報共有もおろそかにしていたようです。
業績と人間性のバランスに問題がある例がありました。営業成績が良く会社に貢献はしていたという実績がありましたが、リファレンスチェックでは応募者に対するお客様からのクレームが多かったので、会社として対応の負担は大きかったという元上司の本音も聞くことができました。
応募者が海外で活動していた期間が長く、記載内容に不明点が多かったことから広くリファレンスチェックをしました。学歴の部分では記載されている現地の学校の問い合わせたところ、本当は専門学校のところを大学と記載していることがわかりました。他に就労状況にも曖昧な部分が多々あったので細かく問い合わせを実施したところ、履歴書・職務経歴書の内容に大きく偽りがあることがわかりました。