こんにちは!人事・採用担当の皆さま、日々の採用活動お疲れ様です。
「良い人を採用したと思ったのに、すぐに辞めてしまった…」「経歴詐称があとから発覚してトラブルに…」
そんなご経験、ありませんか?
ここ数年、企業の“人材に対する目線”が変わってきていることに伴い、採用前調査(バックグラウンドチェック)の重要性が急上昇しています。
今回は、2025年現在注目されている採用前調査の最新トレンドを5つに絞ってご紹介します!
◎リファレンスチェックの導入が当たり前に
かつては一部の外資系企業や大企業だけが行っていたリファレンスチェック(前職照会)。今では中小企業にも広まりつつあります。
最新の調査によると、実に企業の3割以上が導入済み。さらに「今後導入を検討している」と回答した企業も含めると、7割を超える企業がリファレンスチェックに前向きです。
人物像や働きぶりを客観的に把握できるため、「採用の決め手にしたい」と考える人事も増えているようです。
◎バックグラウンドチェックで経歴詐称を防ぐ
応募書類の内容をそのまま鵜呑みにするのは、もはやリスク。学歴・職歴・資格の詐称によるトラブルを未然に防ぐために、バックグラウンドチェックのニーズが高まっています。
特に医療・金融・教育などの業界では、コンプライアンスの観点からも「入社前にしっかり調べる」のが基本になりつつあります。
◎デジタル化による調査の効率化
最近は、採用管理システム(ATS)と連携できるクラウド型のチェックサービスが人気。わざわざ紙で同意を取ったり、個別に企業へ連絡する必要がなくなり、スピーディかつ正確な調査が可能になっています。AIを活用したレポート分析や、電子署名付きの承諾取得も当たり前に。まさに“採用業務のDX”が進んでいる分野です。
◎在宅勤務下でのコンプライアンス意識の強化
リモートワークが定着する中、企業は「オフィスにいない社員をどう信頼するか」に頭を悩ませています。
一部では、在宅勤務者に対するアルコールチェックや継続的な行動監視のニーズも浮上。採用前だけでなく、雇用後のモニタリングも含めた“長期的な信頼関係構築”が求められる時代です。
◎ミスマッチを減らして定着率アップ
採用にかかるコストは年々増加。だからこそ、入社後の早期離職を防ぐこと=コスト削減につながります。
採用前調査を通して、「うちのカルチャーに合う人か?」「本当に長く働けるか?」を見極めることで、入社後のギャップを減らし、定着率向上を狙う動きが広がっています。
採用成功のカギは「情報の透明性」!!
採用は「会社と候補者のマッチング」ですが、それはお互いの情報が正しく開示されていてこそ。
バックグラウンドチェックやリファレンスチェックを上手に活用することで、より信頼できる採用活動が実現できます。
2025年の採用活動では、「調査=不信感」ではなく、
「調査=お互いの納得と信頼をつくるプロセス」として捉えてみてはいかがでしょうか?