コミュニケーション能力を見抜く6つの質問とは?質問以外の見抜き方も解説!

企業での人材雇用では面接を行う場合が多く、面接官は短い時間で適切な人材を見極める必要があります。特にコミュニケーション能力は企業でスムーズに業務を行うために不可欠な能力ですので、きちんと吟味したいところです。 今回の記事ではコミュニケーション能力を見抜く方法について詳しくご紹介します。

面接でコミュニケーション能力を見抜く具体的な6つの質問

簡単に自己紹介をしてください

面接の最初に手短に自己紹介をしてもらうことで、短時間でいかに自分をうまくプレゼンできるかを見抜くことができます。ポイントは時間を限定して自己紹介をしてもらうことです。どの程度話せばよいのかといった求職者の疑問を解消できますし、時間内で終わらせられるか、スムーズに自己紹介できるかといったコミュニケーション能力を見極めることもできます。他にもきちんと相手の目を見て感じよく話せるのか、分かりやすく話せるのかを確認しましょう。

人間関係において大切だと思うことは何ですか?

人間関係でどのようなことを大切にしながらコミュニケーションをとるのかを知れる質問です。他にも、求職者のポリシーや考え方を知ることで、その考え方が社風と合うかを確認し入社後のミスマッチを防ぐことができます。また、管理職候補の応募者の場合、人間関係において大切にしていることが直接マネジメントスタイルにも影響しますので重要なポイントです。

好きなこと・得意なことは何ですか?

漠然としていて答えるのが難しい質問を聞いてみるのも、コミュニケーション能力を見極めるのにおすすめです。求職者の性格や思考を知ると同時に、自分を客観的に理解しプレゼンすることができるのかといった能力まで測ることができます。また、「仕事の業務に関することですか?」などと質問の意図を汲み取ろうとする姿勢を確認することもできます。

客観的にどのような評価を受けていると思いますか?

コミュニケーション能力が高い人は、他者からの視点や評価を客観的に理解できるよう意識しているものです。他者からの評価をきちんと捉えられているかどうか、そしてそれを具体的にプレゼンすることができるかどうかを確認しましょう。

苦手な人はどんなタイプですか?

この質問はコミュニケーションの傾向や性格、自社との相性を見極めることができることができます。例えば、時間にルーズな人が苦手だと言う人は、性格が几帳面なのだろうと予測できます。また、苦手なタイプの同僚や上司がいた場合にどのように折り合いをつけられるかといったところまで見ることができます。一見答えにくそうな質問だからこそ、求職者のコミュニケーション能力や素を見抜けるのです。

チームと個人、どちらが取り組みやすいですか?

他の社員とのコミュニケーションに積極的な(または苦にならない)タイプなのか、それとも消極的なタイプなのかを見極められる質問です。また、求職者が自社での働き方と合っているのかも確認することができます。求職者が今まで周りとどのように関わってきたのか、コミュニケーションが得意なのかそうではないのかを知ることができます。

面接でコミュニケーション能力を見抜く3つのコツ

緊張をほぐす質問をする

面接で応募者のコミュニケーション能力を見抜くには、できるだけ普段通りの自分を出せるように緊張をほぐせるような質問をすることがおすすめです。「会社まで迷いませんでしたか?」や「今日の朝ごはんは何食べましたか?」のような当たり障りのない会話をすることで緊張や不安を和らげましょう。また、そのような会話をスムーズにできるかどうかもコミュニケーション能力を見抜くポイントです。

質問の回答を掘り下げる

質問への回答に対して「なぜ?」といった掘り下げ質問をすることで、回答とその理由に論理性があるか見極められます。「なぜそのような行動をしたのか」「なぜそのような感情になったのか」などを聞くことで本音を引き出しながらコミュニケーション能力を問うことができるのです。

面接官側から情報を開示する

面接官側も自らを開示する姿勢をとることで、面接の場でも応募者が素を出しやすい雰囲気になります。もちろん、不必要に多くを語ることはせず、話の流れに沿ってコミュニケーションを互いに図れるとよいです。面接官側からコミュニケーションを図ったときにどのように対応できるのかどうかもポイントです。

質問以外でコミュニケーション能力を見抜く方法

面接でコミュニケーション能力を図る方法以外にも、リファレンスチェックという方法もあります。 リファレンスチェックとは、求職者の前の上司や同僚、新卒であれば教授などの第三者にヒアリングを行い、人格的な評価やスキルを確認することです。基本的には電話が多いですが、面接や書面などで行われることもあります。 リファレンスチェックは求職者の人物像をより深く理解し、入社後のミスマッチを防ぐことに大きく役立ちます。また、リファレンスチェックはあくまで求職者について深く知るために行うもので、第三者の客観的な評価により選考が有利に進む可能性もあるため、企業と求職者の双方にメリットがあります。 このように、面接での質問以外でもレファレンスチェックによって本人のコミュニケーション能力を客観的な情報から知ることができるのです。

まとめ

今回の記事では、面接でコミュニケーション能力を見抜く方法について詳しくご紹介しました。コミュニケーション能力は入社後に育成するのにも時間がかかるスキルなので、面接時に能力を見極めることが重要です。 また、面接以外でもリファレンスチェックによって第三者の目線から求職者のコミュニケーション能力を見極めるという方法もおすすめです。 企業調査センターではリファレンスチェックのサービスを行っております。プロの調査員が巧みな質問を行いますので、推薦者からプラスな面からマイナスな面まで様々な話を聞き出します。また、最短3営業日以内で素早い調査レポートの提出を行っております。 求職者と企業のミスマッチを防ぐために大切なリファレンスチェックをお考えの方、ぜひお気軽にご相談ください。