イメージ戦略に要注意!協力会社に対するチェックの重要性

【調査事例シリーズ】
皆様こんにちは!企業調査センターです。
当社(株)企業調査センターは、1999年から20年以上の調査実績と経験を活かし、
様々な企業様から年間5,000件のご依頼を頂く法人専門の調査会社です。
長年の実践で培ったノウハウと独自のスキルを駆使し、
クライアント様が求める多岐にわたる様々な情報収集・分析を行っております。

今回のバックグラウンドチェックは、サービス業T社様がネット上で募集した新規で業務委託を検討している協力会社のバックグラウンドチェックでした。
新規取引の際、協力会社が過去にトラブルを起こしていないかなどネット検索で確認していましたが、この会社の情報が乏しく、何も情報がないまま委託契約を締結するのは不安ということがきっかけでした。

Instagramでイメージ戦略

ネット調査を進めていくと、その会社のホームページだけでなくInstagramやブログが複数特定され、どうやらご夫婦で事業を運営していることがわかってきました。
Instagramが二つあり、一つは作業風景や工事箇所の施工前と施工後の画像を投稿しており、もう一つはプライベート中心で家族との写真も多く、お子様も頻繁に投稿されています。
作業状況や仕上がりを投稿しているアカウントでは、画像から見る限り仕上がり綺麗で、特に奥様がSNSを運営しているようで、依頼主の方と写真を撮ったり、女性ならではの気配りで明るい雰囲気を醸し出しています。

代表者の経歴を確認していくと、別姓で登録していたSNSが見つかりました。
どうやら以前は別の姓を名乗っていたようで、その頃運営していたリフォーム会社で顧客や発注元とのトラブルが発覚。
請けた仕事以上の部分を勝手に施工されたとか、当初の見積額とは大きく異なる金額を請求されたなどで、行政処分を受けていたことが発覚しました。

過去のトラブルや施工例を無許可で掲載も

SNSからは、請けた仕事を丁寧にやり遂げる堅実さが見受けられましたが、投稿している施工内容には、元請業者には無許可のものも多くされていました。
過去のトラブルや、元請業者とのルールを破り受注量が多く見せる行為など、今後新しく取引するには不安を感じさせる内容が複数確認されたことで、依頼主のT社様は新規取引を見送ることにしたそうです。

SNSを利用しな画像を投稿し良いイメージを見せようとしても、以前の悪い慣習や傾向というものはやはりどこかで抜けきらず、どうせわからないだろうという安易な考えから守るべきルールを破ってしまうようです。

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