バックグラウンドチェックをやらない、という選択肢はない!

こんにちは、KCC(企業調査センター)です。 KCCでは企業のトラブルを未然に防ぐバックグラウンド調査からトラブル発生後の原因調査まで、企業の成長をサポートするための幅広いサービスを提供しています。
今回はバックグラウンドチェックについてお話しさせていただきます。近年は転職者の採用プロセスの中で、書類選考と面接だけではなくプラスαとして「リファレンスチェック」や「スクリーニングチェック」などを行う企業も増えてきました。いずれの調査も前職における成果や実績などを中心に“関係者”からヒアリングをするものなので、転職者の真の姿を知るには程遠いものでした。そこで、さらなる調査として「バックグラウンドチェック」を導入する企業が増えています。
「バックグラウンドチェック」とは、その名の通り転職者の“背景”を広範囲に渡って調査するものです。広義には採用調査、雇用調査などもバックグラウンドチェックに含まれているとされています。メインとしては履歴書や職務経歴書の記載内容に偽りがないかどうかを確認することですが、その延長で犯罪歴や破産歴の有無も調べます。しかし、企業が採用において何を問題とするかは様々なので、企業調査センターではお客様である企業の理念や価値観に照らし合わせ“問題とする”内容を整理した上で調査内容をカスタマイズしていきます。
そこで今回は、近年のバックグラウンドチェックの動向と、特に注視したいポイントをご紹介したいと思います。

調査依頼は年々増加している!


バックグラウンドチェックのご依頼は年々増加傾向にあります。企業のあり方/考え方がグローバルスタンダードに近づき、欧米では当たり前とされてきたてバックグラウンドチェックに対するハードルが下がったというのは一つの要因でしょう。「世界標準だから」、と依頼を希望されるケースもありますが、中には取引先企業からの要望があったという理由で、バックグラウンドチェックの依頼に至ったというケースもあります。
しかし、国内に目を向けると、終身雇用の衰退に伴う非正規雇用やフリーランスの増加と、ジョブ型雇用による人材の流動性の高まりなどにも要因があると言えます。つまり、企業としては属性がわからない“個人”を迎え入れるにあたって、リスク回避のためにその人の背景を調べるということです。雇用予定のある転職者の保証は、バックグラウンドチェックによって得るというわけですね。

転職時のバックグラウンドチェックで特に見るべきところは?

バックグラウンドチェックでは、履歴書や職務経歴書の記載内容に偽りがないかどうかを確認し、合わせて犯罪歴や破産歴の有無も調べます。ここまでは基本中の基本と言える調査で、逆に言えばKCC以外の調査機関でも同様に行なっている部分です。では、KCCがバックグラウンド調査を行うときは、これら以外に何を調べるのか。その最たるものがSNS調査です。
今やほとんどの個人がSNSツールを利用して自己発信をしています。発信者はTwitter、Facebook、Instagram、YouTubeなどで、行った場所・遊んだ相手・考えていることを無防備に晒し、不特定多数の人がそれらを目にしています。数々の投稿からは、その人の交友関係や趣味趣向、さらには性格や人間性まで読み取ることができるので、私たちはこのSNS調査こそがその人のバックグラウンドを知る上で不可欠だと考えています。
例えば、「こんなくだらない仕事やめたい」「うちの会社ほんと終わっている」など、組織の悪口をTwitterにつぶやくタイプは、基本的に他責思考型人材で組織に負のオーラを持ち込んでしまう可能性が高いです。
また、このようなタイプはストレス耐性に弱い特徴が挙げられます。他に、Instagramに「高級レストラン」「ブランド」「腕時計」などの画像を量産的に投稿するタイプは自己陶酔型人材です。
このようなタイプは、自己顕示欲が強く、かつ金銭問題や女性問題を引き起こしやすい傾向にあります。このように、SNSの投稿からは多くのことが読み取れるのです。
そもそも、これらの投稿をしてしまうという時点で、SNSリテラシーの低さが露呈されてしまっています。SNS調査は、人間性だけではなく、その人のリテラシーまでも測ることができる奥深い調査ということになります。

バックグラウンドチェックは必須。やらない、という選択肢はない!


バックグラウンドチェックを実施したことにより、リスクを回避できたという例は多々あります。今回は、ある人材派遣会社の採用活動における事例をご紹介します。
ご依頼をいただいたのは人材派遣会社A社様。客先常駐型でコア人材の派遣の為、念のため「バックグラウンドチェック」をしてほしいとのことでした。
ご依頼をいただいて調査をすることになった候補者Hさんは、採用ポジションにおける経験やスキルを十分に有しており、コミュニケーション能力も高く面接でもかなりの好印象でした。 Hさんの申告によると、A社では管理職として勤務しているとのことでした。
現職の情報をもとにSNSの調査を行うと、HさんのSNSには現職である会社の経営者との友達登録がみられました。
そこで少し掘り下げて経営者を調査したところ、その経営者と反社会的勢力との繋がりが確認されました。
さらに、なんとその経営者は過去に数人で共謀して傷害事件を起こしていることが判明したのです。その共謀者ともHさんはSNSでの繋がりが確認されました。Hさん自身には何の問題もないとはいえ、現職での人脈から今後客先で何らかのトラブルに発展する可能性も考えられるため、ご報告をさせていただきました。
交友関係に問題がある人材を雇用してしまうことで、企業の社会的信用度が著しく低下するということもあります。本人の経験・スキル、そして人間性に問題がないとしても、交友関係から懸念事項が発覚してしまうことがあるので、採用前のバックグラウンドチェックは必須と言えるでしょう。

バックグラウンドチェックのサービス紹介

KCC(企業調査センター)は、年間5,000件以上のバックグラウンド調査の実績を誇ります。
採用活動における課題は業種や職種により様々です。弊社ではお客様の価値基準に照らし合わせて、調査内容をカスタマイズします。弊社には経験豊富な熟練のスタッフが多数在籍しているため、かなりの正確さで情報分析を行うことができます。
私たちはプロとしていつも神経を研ぎ澄まし、直感や違和感として感知したことは隠さずにお伝えします。調査の精度だけではなく、調査後のプロとしての見解までも述べるという点において、KCCは他社とは一線を画す調査会社であると自負しております。
バックグラウンドチェックに関する詳細は、WEB面談などを通じてご説明いたします。 お気軽にお問合せ下さい。