経歴詐称は留学経験にも…SNSに残された「ガクチカ」の嘘

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10月に入り、内定式が各地で行われるなか、就活生の4人に1人が採用面接の際に、学生時代に力を入れたこと、いわゆる「ガクチカ」について「嘘をついた」と答えているニュースを目にしました。  
コロナ渦のなかで、何かしたくても出来なかった学生が多く、 「学生時代に力を入れたこと」を「盛って」面接ではなしてしまう「盛りガクチカ」が急増しており、サークルだと部長以外の部員全員が副部長というケースや、実習でITサイト作ったと言ったが実際はほとんど友達任せで作ってもらったなど、 経歴詐称とまではいかないものの「さりげなく嘘」をついてしまっている就活性が多いようです。
このことから今回は、就活生の調査で経歴詐称が実際にあったケースをお伝えしていこうと思います。
 
某金融業の会社からのご依頼で新入社員Aさんについての調査依頼をいただきました。 Aさんは外国部学部に通っており、大学2年時には1年間カナダに語学留学をしていたと申告をしていました。
SNS調査を進めると、確かに大学2年時にカナダ留学に行っている様子は確認出来ましたが、 留学期間が半年間だけとくみ取ることが出来る投稿が見受けられました。 SNSの内容は「今日からカナダ生活始まります」という投稿から始まり、カナダでの苦労や楽しいことなどをSNSに綴っていましたが、 半年後の投稿には「今日でカナダともお別れ」という文章とともに留学先で出会ったと思われる友人と別れを惜しむ写真が投稿がされていました。
その後日本に帰国してからは、アルバイトに関しての投稿が多く、一時的に帰国したわけではないと推測されます。 留学していたことが事実だとしても、SNSの投稿を辿っていくことで、今回は留学期間を詐称していることに気付くことがことが出来ました。
経歴の詐称は、中途採用の方が職歴間で見られるケースが多いですが、就活生でもこのような経歴詐称の見逃しを防ぐことが可能です。 面接や応募書類では見抜けない情報を見逃してしまうことで、採用後大きなトラブルとなってしまうことも少なくありません。 「こんなはずじゃなかった…」「社会的信用を失ってしまった…」なんてことにならないよう、採用前における事前のチェックは今や必須事項になってきています。
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